BABYMETAL WORLD TOUR 2015 ~巨大天下一メタル武道会~「参戦記③」
このT‐Shirtも買っとくべきだったな・・・ユイちゃんマジ、ペコちゃんw
「参戦記①」
「参戦記②」
枕元の時計を確認する。19時ちょい過ぎ。思ったほど長く寝てしまったワケではないようだ。G+METAL相変わらずの通知RUSH。その中にT-METAL宛のコメントが1つ混じっていた。差出人N-METAL、沖縄の某離島出身メイトさんとの事。第3ホール前でリハーサルの音漏れ鑑賞中との事。
(3人はあの後もずーっとリハーサルしてたんだな)
コレは寝てる場合じゃないな、と飛び起きる。道中ふと思いついてN-METALをダメ元で夕食に誘ってみる。驚くほど「イイネ!」なレスポンスが返ってくる。コレもKITSUNE様のご加護なのかな。ちょい速足で3番ホール前に急ぐ。ついでにG+METAL経由での遣り取りが面倒になってきたので携帯番号を交換する。
(ううむ・・・)
ある程度の人出は予想していたものの、ココまでとは!リハの音漏れだっていうのに皆(T-METAL含む)焦りすぎだよ。とても見つけられる気がしない。念のため携帯の番号を交換しといて良かったよ。N-METALもこの辺りにいるらしい。見まわすが、やっぱり見つかる気がしない。「手挙げてもらえますか?」N-METALが言う。(そっか、そうすれば良かったんだw)素直に空いた左手を挙げる。ホンのすぅメートル先に同じように手を挙げた人を見つけた。
彼N-METALは友人らしき2人(3人だったかな?)と一緒だった。ほとんどのメイトさん達が「THE ONE」を着て真の姿を晒しているのに彼は普通の街着といった感じ。ココでは逆に目立つ。T-METAL同様、未だカミングアウト出来てないタイプか。そうそう。まだ話してなかったけど、ジツはT-METALコノ日ココに至るまで普通の街着姿。世を忍ぶ仮の姿で一般の通行人を演じ続けていたのだ。
ホール壁面に掲示されてた予定表。コレを見るだけでも若干アガル!
そそくさとした自己紹介もママならないウチ聴こえてきたのが「4のうた」今となっては「Song4」表記の方がむしろ通りが良かったりするのかもだけど、ココは敢えて「4のうた」で。
そうなると当然皆さんそちらに釘付け自己紹介そっちのけ。コッチも明日のリハーサルだとばかり「よん!よん!」とかやってみたり。 一頻り堪能したトコロで晩メシの話を振ってみる。N-METAL以外の方はもうしばらく残るとの事。まぁ、気持ちは分かるしショウガナイ。「明日燃えましょうw」とか挨拶して別れる。
後ろ髪引かれつつも改めて自己紹介しながらその場を離れる。
「(T)友達と一緒だったのに悪いね」
「(N)いえ。別に友達とかじゃないんで大丈夫DEATH」
「(T)えっ?違うの??」
「(N)はい。たまたまアソコで一緒になって話してただけw」
「(T)マジっすか!スゴい普通に話してたからてっきり友達かと・・・」
「(N)だから特に気にしなくてもオケDEATH」
この日この場でたまたま出会った他人同士がフツーに気軽に言葉を交わす。取るに足らない出来事のようだけど、結構スゴい事だと思う。しばらく一緒に混じって話してたのに全然違和感とか感じなかったし。きっとコレがメタルレジスタンス。恐らく幕張周辺で同時期に同様の出来事が多々起きていたハズ。きっとソレもメタルレジスタンス。
繰り返すが基本ノープランのT-METAL。だが流石に他人を巻き込むのは気が引ける、という事で実は3番ホールへの道すがら飲食店が多数入ってそうなネオン輝くテナントビル(らしき)建物を2ヶ所ほどチェックしておいた。たぶん、コレもメタルレジスタンス・・・だと思う。
その2つのウチ近いほうにとりあえず入ってみる。晩メシ時とあってどの店もかなりの混みようだ。腹も減ったし、時間も勿体無いし、という事で端から覗いていって入れるトコロにしようと決める。何軒か断られたりピンと来なかったりで最終的に決めたのがその階の入り口から入って真っ直ぐ突き当たりにある「和味庵(なごみあん)」
む。ピントが合ってない。
やたらノリの良い姉ちゃんに案内されてやや奥まった座敷席へ。こういう時は何は無くとも「とりあえずビール」。そこそこ待たされる。少し焦れてきたタイミングで先ほどの姉ちゃん登場。まくし立てるアゲアゲトークに飲まれて何も言えなくなる。それでも注文だけはちゃんと取っていく辺りタダモノではない予感。ちょっと悔しいオジサンが2人。
明日の前祝いと同郷の2人が出会えた偶然に「乾杯」
コレじゃなくて!
コレだよコレ(画像はイメージDEATH!)
幸いに?この日幕張メッセでは複数の大規模イベントが目白押しだった為かやたらと混んでいてソレに伴って注文の品が届くのも遅くなり、結果として料理が届く前にお互いのバックグラウンドを含む自己紹介及びメイト暦のお披露目まで完了DEATH!
正直ボッチ飯を覚悟(って言うか旅先では大抵そうしてる)して近隣の独り飯出来そうなお店(ラーメン店とか)をリストアップしておいたT-METAL。一旦、家を出たらノープランなんだけどジツは下準備は割とシッカリとするタイプのT-METAL。普通、セッカク準備したモノ(コト)が必要なくなっちゃうのって少し悔しいっていうかモヤモヤしちゃうよね。なのにこの時T-METALにはそんな考え(或いは感情)が全くもって無かったんだ。むしろ「準備が無駄になって嬉しい」なんて事もあるんだなぁって思ってた。
でもラーメン(博多トンコツ)はしっかり食べた(笑)しかも意外と美味かった!オススメ。
ソレはもちろんN-METALの人懐っこくて気持ちイイ人柄があっての事。そんな出会いの機会を与えてくれた3人娘をはじめとする様々な人たちにチョー感謝DEATH!しかしT-METAL、嬉し過ぎたのかちょっとヤラカシテシマッタ・・・のだ。
前出のノリの良い姉ちゃんやチョイチョイ顔を出して声をかけてくれたエグザイルの誰か似の店主(私たちが沖縄出身だと言うと気を利かせて泡盛をグラスで出してくれた。イイ奴。)を時折交えつつ話が弾む中、明日の物販楽しみだね~なんて話題になった時の事。
「(N)フラッグ狙ってるんDEATHよね~」
「(T)オレはダークナイトTかな~」
「(T)そう言えばさ、『一緒に物販に並ぼう』企画があるんだけど~」
「(N)イイっすね、それ。のった!」
「(T)じゃあ、明日9時に駅前集合DEATH!」
「(N)了解DEATH!」
「(T)よし、決まり!お会計お願いDEATH!」
締めて9千円ちょい。サスガに田舎の居酒屋で飲むのと比べると少し高い値~とか、でも美味かったしアリかな~とか考えつつ「今日はオレから誘ったから4千円でイイよ~」とか慣れない先輩風(ちなみにT-METALは学年でいうとN-METALの3つ上)吹かしてみたりした。
「(N)自分、コッチなんで」
「(T)そうなんだ。オレはコッチ」
「(N)じゃあ、明日会いましょう!」
「(T)今日は急な誘いに付き合ってくれてありがとね」
「(N)コチラこそご馳走様でした!」
「(T)9時に駅前でね~」
MAX気分良く家路(宿路か)についたT-METALだったが、そのご機嫌っぷりも宿についてN-METALからのメッセージを開くまでだった。
「参戦記④」へつづく