Tar-C’s LIFE

ハードボイルドに見られたい隠れドルヲタの日常

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見つけてもらって良かったね、という話。

今晩は。最近仕事帰りに3日続けて同じラーメン店に
通っているたーしーです。もちもち食感の自家製麺が
ウリのお店で・・・ってこのお話はまたいつか。

 

今日はこんな記事を見つけて色々と思った事をお話し
しようかと。

コレねぇ。どういうワケか他のクジラ仲間と発する
声の高さが違うばっかりに、一方的に呼びかけるば
かりで呼応する声は一切聴かれなかったとか。

あ~しょうがないよね。その高さだと一般のクジラ
には聴こえないんだろうね。え、でもそれって狭く
ね?可聴域が。で、気になったワタクシはちょっと
調べてみたのです。クジラの可聴域。

シロナガスクジラ 5 Hz ~ 12,000 Hz

聴こえてんじゃん!余裕で!えっシカトっすか!?

f:id:taashii:20150221014228j:plain

この記事は最近某メタル系アイドルユニットにハマり
つつあるワタクシにあるグループの名前を思い出させ
てくれました。

その広島にルーツを持つグループは地元の芸能スクー
ルで出会ったのを縁に結成されました。まだ幼かった
彼女たちは当初所謂ご当地アイドルとしてそれなりに
活躍後、スクール一期生としての期待を一身に受けつ
つ活躍の場を東京へと移します。

当時、世間では「アイドル冬の時代」などと言われた
時期だった事も災いしたのか、上京前に抱いていたで
あろう期待とは程遠い現実がそこには待っていました。

CDは出すものの全く話題にも上らず、TVの歌番組
に呼ばれる事もなく、やむなく彼女たちは地方のCD
ショップ等でのレコ発イベントや催し事にゲスト出演
する事に歌う❝場❞を求めました。

大阪心斎橋の某リンゴ専門店では営業の邪魔にならな
いようにとの配慮からなのか店舗の片隅で歌わされて
あまりのアウェーぶりに心折れそうになりながらも、
どうにか笑顔で


名前だけでも憶えていってください


と呼びかけつづけたというこのお話は今聞いてなお、
涙を誘われずにはいられません。



また新舞子で行われた真夏のイベントで強い日差しに
加え海水浴場のそばというロケーションもあってか、
人出自体はかなりのものなのにステージの周りだけは
まばらという屈辱的とも言える経験もしました。

後に「あの日は暑かったね・・・」とメンバーたちが
どこか遠い目で振り返っていたのがとても印象的であ
りました。



その後、メンバーの1人の地元なのに無反応な観客に
衝撃を受けたり、ようやくこぎ着けたワンマンライブ
前に自作のチラシを1000枚メンバー自ら路上で手渡し
て回ったのに実際会場に来てくれたのはまさかの4人
だったとか、その手のエピソードは枚挙に暇がありま
せん。

さまざまな模索を続ける中、まだ幼なかった彼女たち
の心情はどうだったのでしょう。披露の場が無かった
というのならまだわかります。諦めもつきます。

しかし目の前にいるのに注目してもらえない、全力で
パフォーマンスしているのに響かない、届かない、気
にしてさえもらえない。

「52」と呼ばれるクジラの記事を読んでこの世界一悲
しい歌声のクジラの姿(未だ実際には目撃されてないが)
と当時の彼女達の姿が重なりました。

この数年後、幸いにして彼女たちは大ブレークを為し遂
げます。やや意外なカタチでのブレークではありました
が、ブレークした事それ自体は特に意外な事でもありま
せんでした。

よく言われる事ですが、頑張れば必ず成功するワケじゃ
ない、だけど成功したのは成功するまで頑張り続けた人
だけだ、という意味合いの言葉があります。

本人達が頑張り続けた結果、周りの大人達を動かし徐々
だけどその❝声❞に周りが気付き始め、その気付きが新た
な気付きを呼び、「冬の時代」の雪解けを促すに至った
のです。

当然、その後所謂フォロアーという名の二番煎じを含む
後発のアイドル達がワラワラ湧いてきましたが、その中
にあって今だなお、彼女たちはワン&オンリーであり続
けています。

フォロアーは所詮フォロアーでしかなく、成功を収めた
者にしてもドコか醒めた目で見てしまうのは結局は成功
モデルの上手な模倣に過ぎず、あっと言う間に陳腐化し
ていくのが見えているからなのでしょう。

方法論から模索し一歩一歩道を切り拓いて来た者だけが
持つ強み、そして今なお道なき道を切り拓き続けいける
自信こそ、今日の彼女達を彼女達たらしめているのかも
しれませんね。

タイトルにあんな事書いちゃいましたが、少しだけ言い
換えます。

「見つけてもらえるまで頑張ってきて良かったね」


おわり

 

たーしーでした。

 

 

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