やっぱりわからないDEATH!
こんな時間に今晩は。たーしーDEATH。
む。無駄にハイテンションなのには理由
があるのです。
ま。それについては追々述べるとして。
遅ればせながらBABYMETALに魅せられ
てしまったワタクシは時間を取り戻すか
のように連日連夜LIVE音源を聴きまくっ
ていました。
そうして繰り返し聴いていたある日の事。
ふと気付いたのです。ある曲の途中から
少し音がおかしい事に。
BABYMELはご存知のようにSU-METAL
をメインボーカル、ダンス&スクリーム
担当にYUIMETALとMOAMETALの3人
で成り立っています。
それなのに変なのです。その「ある曲」は
それまでSU-METALの左右から聴こえてい
た二人が交互に観客を煽る声(もっと~的な)
が気付くと右からしか聴こえなくなっていた
のです。
音源?アイポン?イヤホン?一応自分の耳に
問題がある可能性も考慮しましたが、「ある
曲」のある個所以降でのみ起こる現象である
事がわかりました。
となるとですよ。
コレは音源に問題アリなのだろうと。でも
CDならともかく配信音源に不良品なんて
どうなの?とさらなる疑問が湧きました。
とりあえず、他にもそういう報告がないの
か調べてみることに。すると全く予想外の
原因がわかったのDEATH!
事もあろうにある曲の途中でYUIMETALが
ステージから転落したというのDEATH!!
さらに調べていくと次の曲では復帰してい
たらしいので大事には至らなかったようで
ホッと一安心したのですが。
そうなってくるとですよ。
見たくなりますよね?自分の目で確認しな
い事には落ち着かなくなりますよね?そん
なワケで当初音源だけで満足していたハズ
のワタクシがLIVEDVDまでポチる事になっ
たのDEATH!(一応Bru-rayにしましたw)
このSU-METALの凛とした表情、とても好きだな。
話を戻して。
でもって今日手元にそのDVDが届いたというワケ。
仕事帰りに最寄りのコンビニで受け取ると普段の
2割増しの速度で移動し帰宅。着替えもそこそこ
にディスクをセット。ヘッドホンジャックを刺し
定位置よりやや前よりに陣取ってPLAYをポチッ。
あえて照明を落とした部屋で鑑賞するソレは
前もって音源を聴きこんでいた事でスムーズ
に没頭出来ただけでなく、直前に得た「情報」
によって単なる疑似体験以上のLIVE感を伴って
より強くより深く引き込まれていきました。
3人の表情、動き、神バンドの切れ切れの演奏
音源では収録しきれなかったパート等もあって
怒涛の内に時間は過ぎ、ついに例の「あの曲」。
わかっているハズなのに高鳴る鼓動を押さえら
れないまま例の個所へ。当然の配慮だと思うの
ですがその瞬間が映し出される事はありません
でした。
SU-METALとMOAMETALの二人がどのタイミン
グで気付いたのか定かではありませんが、その後
の二人は素晴らしかった。心中の動揺を微塵も感
じさせる事なく歌い続け踊り続け走り続けたのです。
特にMAOMETALの頑張りは称賛モノでした。
YUIMETALの突然の不在をカバーするべく、
動きも声もより大きく力強く、小柄な体を
振り絞るように高く跳ねるように、縦横無尽
にステージを駆け巡ったのでした。
当然、観客もハプニングに気付きます。その
次の曲まで少し間があったのですが、YUI~
の叫びにも似た声。
YUIは大丈夫なんだろうか?
この後どうなるんだ?
客席のザワツキが収まらない中、イントロが
流れます。一旦落ちた照明が徐々にステージ
を照らし始めます。
真ん中に立つSU-METAL、そして両サイドには
逆光に浮かび上がる二人のシルエット。いつも
のクラウチングスタイル。歓声が上がります。
Aメロが終わり、サビ前の一瞬の静寂。カメラが
SU-METALの表情を捉えます。正面を見据えて
いた視線がチラリと右側へ送られます。
「いける?」
そう問いかけるように見えました。
そしてその視線の先の方へパンされるカメラ。
クラウチングスタイルで俯いていた顔を上げ
ニッコリと頷き返すYUIMETAL。阿吽の呼吸。
サビへ突入すると同時に全力ダッシュです。
この瞬間ワタクシの中でこの作品は単なる
LIVEを超えました。とびきり上質のドキュ
メンタリー、それもエンタテイメント性を
損なうこともなく両立を成功させた稀有な
存在に成りえたのです。
気付くと拳を握りしめている自分がいまし
た。前もってわかっていたハズなのに。
以前、YUIMOAの区別がつかないと話しま
した。
やっぱり・・・ワタクシだけじゃなかった! - Tar-C’s LIFE
しかしこの時は明らかにその区別が出来ました。
前曲でYUI不在を補うべく全力を尽くした結果
なのかMOAの表情に余裕が感じられません。
対して結果的に一曲(半曲?)分休む事が出来た
YUIはニッコニコです(笑)。MOAも要所要所で
しっかり表情を作って見せるものの、精神的
にも体力的にも一杯いっぱいなようで時より
ふらつくようにさえ見えます。
最後、SU-が「We are ~」連呼する場面で
グッとこみ上げてくる何かを感じYUIMOA
の「べびーめたーる♩」で脱力と共に熱い
何かが零れ落ちました。
SU-が「SEE YOU ~」とポーズを決めて
カッコよくステージを去る後を追うように
「しーゆー♩」とチョコチョコついていく
二人はいつの間にかまたいつもの見分けが
つかない二人に戻っていました。
やっぱりわからない(笑)
おわり
たーしー