BLUE EVER BLUE Model878レビューするよ～その参(完結編)～
こんなに長くなるはずでは・・・
というワケで早速！
「輝け！第一回ベストオブイヤーピース選手権大会」
の続報を宣言します！
改めて予備予選を勝ち上がったエントリーはこちら！
・878購入以来、暫定王座に君臨し続けて早六か月
「ダブルフランジ選手」→以下(ダ)
・遮音性ならオレに任せろ！異色の個性派
「コンプライ選手」→以下(コ)
・一見どんぐりの背比べながら抜群のフィット感をを武器に
激戦を勝ち残った「シングルフランジ(大)選手」→以下(シ)
試聴に使ったのは コチラ
ココでもイマゴロレビューの流儀に則って
購入以来使い慣れた、ダブルフランジ選手
⇓
コンプライ選手
⇓
シングルフランジ(大)選手
の順に挑戦です。
まずは経緯はともあれ半年の長きに亘って君臨し続ける
ダブルフランジ選手。判定人とも旧知の仲、装着に若干
手間取るものの定位置に着きます。
うんうん、程よい低音と抜け感のある中高音。大きく動くと
装着位置がズレやすいもののそこは勝手知ったる仲、程なく
定位置に収まります。
リファレンスな音を再確認した上で続いてコンプライ選手。
低反発マットレスを思わせる柔軟性と回復力を武器に隙間
なくピッタリとした装着感。
改めて強烈な低音に驚かされます。ただコレは少し強すぎ
て高音部が埋もれてしまいます。大きく動いてもズレる事
のない装着感は高い遮音性と引き換えに聴き疲れが心配です
最後にデフォルトで付属されていたシングルフランジ選手。
やや大き目に見えたフランジ部分ですが、意外にも耳孔に
スッキリ収まります。
コンプライ選手程ではありませんが強めの低音。ただし、
締まった音。邪魔をせずシッカリと下支えしている印象。
驚かされたのは中高音部です。キラキラ感と音数の多さ。
それでいてそれぞれが邪魔せず定位します。ダブルフラ
ンジ選手以上に広い空間を感じさせてくれます。
そして先に登場した二人の際には聴こえなかった或いは
気付かなかった音が少なからず聴きとれます。気付くと
試聴を忘れてアルバム一枚を通して聴き直していました。
コ、コレは・・・
驚きでした。ダブルフランジ選手衝撃の王座陥落です。
ダレ得にもならないけど行稼ぎに一応やっておくか的
スタンスで取り組んだ今回のイヤーピース選手権。
他のダレ得でもなくワタクシ得だったようです。
い、いや・・・やって良かった・・・(汗)
ブログの意外な効用ですね。
イマゴロレビュー
前置きというにはあまりにも長くなりすぎた感が
禁じえません。なのでサクサク進めちゃいます。
まずは坂本美雨「miusic ~The best of 1997-2012~ (2枚組ALBUM)
・EarPods、意外にも悪くありません。バランス良く
まとまっている印象。オープン型の特性もあってか
長時間使用しても聴き疲れしにくい。
・Model878、腐れ政治家並みに舌の根も乾かぬウチに
前言撤回です。空間の広がり、シッカリと支える低音
キラキラしたシンセ、高く伸びるボーカルはホンの微
かな掠れさえも届けてくれます。
続いてKenny Dorham「Quiet Kenny (Reis)
・EarPods、やや味気ないトランペットながら嫌味のない
音を聴かせてくれます。ウッドベース等豪華サポート陣
も控えめに盛り立てます。
・Model878、素朴で素直なDorhamのトランペットの響き
引き込まれます。サポート陣もそれぞれがエッジ立って
聴こえるせいか、よりエネルギッシュな演奏を聴かせて
くれます。
今回唯一のLIVE盤、BABYMETAL「LIVE AT BUDOKAN~RED NIGHT~(初回生産盤)
・EarPods、今一つ芯の感じられないドラム、ライブ盤の
醍醐味である臨場感も足りない印象。ギターソロも淡々
としたやや物足りない音。
・Model878、観客の歓声が臨場感と空間の広さを改めて
教えてくれると共に怒涛のキック、グイングイン迫る
ギター、少しだけか細いながらも伸びやかなボーカル
も気持ちよく聴かせてくれます。
これまた今回唯一のハイレゾ盤(24bit/48kHz)
水曜日のカンパネラ「私を鬼ヶ島に連れてって
・EarPods、お？悪くない。シンセの旋律もバスドラも
ボーカルも含めてバランス良く聴かせてくれます。
・Model878、坂本美雨に続いて鮮やかに前言撤回です！
音数が明らかに違います。それでいてそれぞれがキチ
ンと定位しています。ハイレゾ盤という事で高音部の
伸びの良さとエッジが効いてキラキラ感をより増した
シンセはある程度予想していたのですが、図太いと言
っても良いバスドラ。ベースライン。クラブでアガり
まくる情景が瞼に浮かびます(行ったことないけど)。
総括
今回イマゴロレビューを始めるに当たって最も気を付
けたのは、どうしたって払拭できないだろう「先入観」
も含めてあえて主観的に表現するということ。
「どうせプロじゃないんだし」的開き直りと先入観程度
乗り越えてみせる衝撃的な差異が見出せないプロダクト
ならばワザワザ一般ユーザーが買い替える価値ナシ！と
震える膝を押さえつつ大きく出ちゃいます。
最終評価：EarPodsからの買い替えならば躊躇する必要なし。
悩む事があるとすれば色違いが３色あるのでそこ
だけだ！
と、当初の予想を超えて３回に及んだイマゴロレビュー第一回
はコレにて全日程を終了です。ご清聴ありがとうございました。
たーしーでした
P.S.最初にイヤーピースやイヤホンの略称を決めたのに・・・
