BABYMETAL WORLD TOUR 2015 ~巨大天下一メタル武道会~「参戦記⑥」
We are BABYMETAL DEATH!
「参戦記①」
「参戦記②」
「参戦記③」
「参戦記④」
「参戦記⑤」
・『4の歌』
“ちゃっちゃっちゃちゃちゃっちゃちゃちゃちゃっ♪”間髪を入れず絶叫と手拍子が広がる。「お前らどんだけ飼いならされとんねんw」そんな感想もホンの一瞬。ステージ狭しと駆け回り休むことなく縦横無尽に煽りまくる2人に対抗する術などあるべくもない。促されるままに「よん!よん!」と叫ぶだけの忠実なシモベがまた1人新たに誕生の瞬間DEATH。カワイイは絶対的に正義。T-METALの中で何かが弾けた。
・紙芝居からの『新曲』
余韻さめやらぬ中、突然始まる紙芝居。何事かと見ていると「バトルも後半戦に突入したトコロでキツネ様が新たな調べをなんちゃら~」語尾が聞こえなくなるほどの歓声があがる。 歪ませたギターの音色から一転、程よくコミカルかつアゲアゲなイントロが響き渡る。スクリーンに釘付けでやや静まり返っていたオーディエンスが我に返ったように雄叫びをあげる。「気になっちゃってどうしよう?」そうSU-METALは問いかけるがそれはコッチのセリフである。余談だが歌詞の中でSU-METALの「チガウのだっ(キリっ)」と可愛く歌う部分が個人的に激しく萌えた。ココまでグッと来たのは可憐Girl'sの「ゼッタイなんですぅ~(ハート)」以来である。ちょっとイロイロとアレな話題なのでので他言は無用に願います。
・『いいね!』
青山神のカウントに弾かれたように反応するオーディエンス。忠実なシモベ達は唯ひたすらに「イイネ!イイネ!」そう叫ぶ。 中盤SU-METAL様が「Yo!Yo!Yo!」お煽りになられる。「ま~くはりっ(ハート)」「ま~くはりっ(ハート)」「Put Your Kitsune Uuuppp!」からの「きつねだお(ハート)」
・『メギツネ』
ジツはこの辺りから記憶が曖昧だったりする。SU-METALの聴かせドコロだし、間奏のドラムパートも凄い好きだし、YUIMOAのシンメトリーな振りだって大好物なのに。
な・の・に・!
・『イジメ、ダメ、ゼッタイ』
多分、跳んでたと思う。主に意識がね。SU-METALの「かかってこいよーっ!」で一瞬ビクっとした以外記憶なし・・・死にたい。
・『ヘドバンギャー!!』
全く記憶なし・・・死にたい。
・『Road of Resistance』
印象的なギターリフと力強いツーバス連打、ソレに続いて響き渡るホラ貝の音色にさまよい続けていた意識が目を覚ます。最後まで残っていた目の前のモヤを吹き飛ばしてくれたのはYUIMOAの「ワンツースリーフォー」失った時間を取り返すべく全力参戦。それにしても折に触れて噴出する炎の柱が熱い。それなりに距離があるのに、だ。3人は火傷とかしないんだろうか?超人SU-METALはともかくYUIMOAは・・・天使(たまに小悪魔)だから平気なんだね。3人がリフトアップされてこの日初めて全身を拝見する。シンガロングパートでWOWWOW連呼。なんでこんな事がこんなにも楽しいんだろう?上手下手真ん中とラスト恒例の「We are ~ ?」「BABYMETAL!」珍しくSU-METALが煽る「もっと声だせるよね~っ?」客席ステージ共に最高潮に高まったトコロでSU-METAL渾身の「あぁぁーーっ!!!」そして花火「ちゅどぉ~んっ!」
・紙芝居~ENDING
3人がステージ奥の階段を上がっていく。SU-METALのアカペラが響く「らら~らら~ら、ら~ら~ら~ら、ららら~」「!!!!」「コ・レ・は・!」前日リハに音漏れ参戦した時のヤツだ!1人密かに興奮しているウチに3人は退場した模様。唐突に始まる紙芝居。「遂に日出づる国へと舞い戻る~」とかなんとか前置きがあってイキナリのお知らせ「BABYMETAL WORLD TOUR 2015 in JAPAN」キターーーー!
(おぉ!)
(おぉぉぉ!)
(おぉぉぉぉぉっ?コレはまさかの展開来たんじゃね?)
またもや1人密かに盛り上がるT-METALをヨソに
(えっ?いやいやまだまだ)
Zepp Diver City(Tokyo)
(えっ?えっ?)
少し間をおいてからの
December 12th 13th
YOKOHAMA ARENA
(・・・で、ですよね~。汗)
一瞬期待しちゃったT-METAL。しばしBOH然。
BABYMETALロゴが大写しになって紙芝居終了。明るくなる場内。「本日の公演は~」と影アナの声が聞こえてやっと我に返るT-METAL。
もうちょっとだけ「参戦記~epilogue~」へ続く。
BABYMETAL WORLD TOUR 2015 ~巨大天下一メタル武道会~「参戦記⑤」
あんな激しいステージの後とは思えない余裕の表情。コイツらタダモンじゃねー!
「参戦記①」
「参戦記②」
「参戦記③」
「参戦記④」
ホテルに戻り一息入れるべくベッドに横になる。一息のハズだったが、ふと枕元の時計を確認すると1時間あまり経っていた。なんだかんだで4時間立ちっぱなしだったワケで、そりゃ疲れてるわな、と。ココはむしろ1時間で目覚めた自分を褒め称えたい。
軽く顔を洗い、頭をスッキリさせたトコロで本番の準備に取り掛かる。「THE ONE」に初めて袖を通す。なんたってコレが初参戦、文字通りの意味だ。幸いサイズ感も問題なし、改めて試着すらしてなかった自分に慄然とすぅる。
コンタクト装着、帽子、スマフォ、財布、今日ゲットしたばかりのリストバンド、クラッシュロゴタオル、ハズセメガネは・・・やめておこう。最後に20年来の相棒ドクターマーチンで出来上がり。
チケットをそっと財布にしまい、部屋を後にする。
会場に近づくにつれ凄まじい人の群れに内心GKBRしながら目指す「B」の列を探してしばし彷徨う。じゃあN-METALに頼ろうかなと思いつきで電話してみるがつながらない。物販後には一旦止んでいた雨が再び落ちてくる。傘を置いてきたファッキンな自分に舌打ちガッデムしながら早足で歩き回る。幸いなコトに国際展示場1番ホール内が待機場のようだ(THANK YOU FOX GOD !! )
(E、D、C・・・B!)
Y-METALとその愉快なメイト達とも無事合流。その後少し待たされて、入場開始。チケット番号順に100番単位毎に入場する。一旦、1番ホールを出て会場である2~3番ホールへ移動。隣のホールとはいえ、規模が半端ナイ。そこそこ強くなっていた雨脚もあってそれなりにシットリする。
会場内はエリア毎に腰の少し上くらいの高さの柵で分けられていた。T-METAL達の「B」エリアはステージ寄りの辺りで更にいくつかに分けられた。コレは後で聞いた話だが危険なサークルモッシュを避ける意味合いだろうとの事。ちなみにこの日のエリア分けはこんな感じ。
T-METAL達は「B」の真ん中あたりだったと思う。つまりステージを真横から見るカッコウだ。それなりに近いっちゃ近いが、アレっちゃアレな場所だ。
そこから1時間くらいかな、新旧取り混ぜたメタルの名曲選を聴きながら待機。
Bエリア後方からやや見上げる位置にあるステージ上には「THE ONE」を基調とした赤地の幕がピラミッド型に覆っている。いや底面も三角形みたいだから、だとすると正確には「三角錐」なんだけどまぁ、そこはアレだ、お察しください。
骨ボーンな人たちが煽ったりしてたみたいだけど、ほとんど見えなかったから省略。
影アナのアナウンスの度に「来たか!?」なんて盛り上がっていた。結構しつこく何度も繰り返すものだから最終的には「はいはい、影アナ。ワロスワロス」とかいい加減うんざりしていると不意に暗転。
映像でしか見たことの無かった映像(お察しください)が繰り広げられ、観衆を煽る。お約束の「諸君、首の準備はできているか?」に続き「巨大天下一メタル武道会の幕開けだ!」の声とその直後に聴こえてきたあのドラムリフと共にコチラも一気にヒートアップ。
・『BABYMETAL DEATH』
初参戦で当然何の準備も出来ていないT-METALは突然の超圧縮に前へ後ろへ右へ左へ面白いように煽られる。当初、ビビッ遠慮してやや距離をとっていたハズが、気付くと柵から2~3Mのトコロにいた。腹を決めて、足場もなんとなく決めて、参加意思の表明DEATH!MOAMETAL(だと思う)の「会いたかったよ~」で軽く濡れる。
・『ギミチョコ』
イントロに思わず「もうキター!」この曲はマイケル・ジャクソンのゼログラビティを彷彿とさせる入りがとても気に入っていたのだが、正直ソレどころではなかった。「ズッキューン」「ドッキューン」でまた少し濡れた以外覚えていない。
「今何時ぃ?」でようやく参加出来た気がした。この曲のフリも大変好みなのだがほぼ見えなかったので幼き日の赤黒横縞ニーハイのSU-METALを脳内補完してたら違う意味で濡れた。
・『ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト』
少し慣れてきたのか、割と全力でコール&レスポンスしてた。「You&Me」とか「きんきらりーん」とか。いつの間にか首に巻いてた「クラッシュロゴタオル」がなくなってて頬も濡れた。
・『あわだまフィーバー』
新参かつ初参戦ということでこの曲をキチンとしたカタチで聴くのはコレが初めて。マッドカプセルマーケットの全盛期を思わせる疾走感溢れるドラム、サイバーパンクなうねるベースライン、凶悪なギターリフ、それでいてキュートなメロディラインに全て聞き取れたワケじゃないけど可愛らしい歌詞、全てお気に入り。両手で大きな輪っかをを作ってのフレンチカンカン的なフリも、Perfumeの『Puppy Love』を思い起こさせるフリもコレまたカワイイ。完全に「オレ得」な一曲。直前に起きた悲劇から早くも立ち直る。
・神BANDソロからの『Catch me if you can』
この曲は素直に神BANDの超絶テクを味わう。特に青山神のドライブ感溢れまくりのドラムに酔いしれる。「はぁい!はぁい!はぁい!はぁい!・・・ワン、ツー、ワンツースリーフォー!」一気に濡らす。
・暗転からの『紙芝居』
お約束のA-ONネタを見てそういえばアレのコトすっかり忘れてる自分に気付く。あのままA-ONに飲み込まれていたら身ぐるみ剥がされてヘタしたら今頃『何にも9nine』になっていたのかなぁ、とかボンヤリ考えていたが「ズッ友」のフレッド・ダーストさん登場でどうでもよくなる。A-ONネタといえば当然次の曲は・・・
・『 おねだり大作戦』
そういえばこの曲ってリンプが元ネタだったっけ。そう冷静で居られたのも最初だけ。YUIMOAの破壊力を今さらながら思い知らされる。「結婚するならやっぱりパパぁ~」グッショリ濡らす。
・『 紅月-アカツキ-』
マントを翻し伸びやかに力強く歌い上げるSU-METALは恐らく日本最強。「アカツキだぁーっ!」もう「ダダ漏れだぁー!」
・神BANDソロからの『悪夢の輪舞曲』
畳み掛けるSU-METAL、容赦なし。リフトアップされて燃え盛る炎越しに見える姿は女神そのもの。神々しく伸びていく歌声と凛々しすぎるその眼差しは直視するのを躊躇われるレベル。炎の演出にビビッて漏らすも最早濡れ過ぎて気付かれないレベル。
長くなったので「参戦記⑥」へ続く